明日25日には首都圏でも緊急事態宣言が解除される見込みです
1か月半以上も続きましたから、個人的には少し気持ちが楽になりますね
しかし経営者としてはここからです
解決していない新型コロナ感染症問題
テレビなどでいわゆる専門家の方々の話をよく聞いてみると、夏は少し収まるが秋冬以降、第2波、第3波が必ずあると言います
感染症の問題は全く解決したわけではない事を強調しています
ということは、経営する者としてはV字回復を想定して計画を考えない方がよいでしょう
いずれは回復はしますが、時間がかかると見込んでおかなければなりません
今やること、そして回復期を目指してやること
テレビをつけると、新型コロナ感染症をテーマにした番組を見ない日はありません
そのなかで、現場で治療にあたる医師と、感染症や公衆衛生などの専門の先生との議論がかみ合わない、などという場面を目にします
医師は苦しんでいる患者さんのために「今やるべき事」を優先し、学者の先生は「中長期の観点」でこの感染症の流行を早期に収束させることを優先して議論する
医師は検査数の増加を望み、学者先生は検査数の増加による、陽性患者数の増加、その結果としての医療崩壊、経済への影響を危惧する・・・
こうした場面を見ていると、なんとか両者のバランスをうまくとれないものかな、などと思いますが、経営を考えるときにも似たようなことがある事に気づかされます
つまり「今やるべき事」を考え、それをしっかりやる
そして「中長期の観点」から回復期に、これまでのやり方をそのまま続けてよいのかよいのかを考える
この「今やるべき事」と「中長期の観点」をはっきりと区別して、今この大変な時期に、両者のことをバランスよく考えることが大切かと思います
今やるべき事は資金の維持
いまは資金を維持することが優先です
「コロナももうすぐ終わるだろう」などと決して思ってはいけません
資金を維持して、今後、何度かやってくる売上の減少期のために備えなければなりません
対策として取る順位は、以前書いたとおり
1.給付金・協力金
2.納税猶予
3.融資
そのほか、あらゆる方策を駆使して感染症が収束し回復期に入ったときに手元に資金があるように手を打ってください
回復期に備えて
余裕のない時ではありますが、これまでのビジネスを見直してみるタイミングは、今をおいて他にありません
下記の補助金は以前からあったものですが、コロナ対策として特別枠が作られています
ものづくり補助金(3次)
http://portal.monodukuri-hojo.jp/about.html
採択結果(この補助金を採択した実際の企業名と内容が記載されています)
http://portal.monodukuri-hojo.jp/common/bunsho/ippan/1st/saitaku1ji.pdf