若いころ、ある顧問先の印刷会社の社長に「専門バカになるなよ」と何度も言われたことがありました。
ちょっと専門的な知識を持った程度の生意気な若造を、百戦錬磨のベテラン経営者が見るに見かねて愛を持って忠告をしてくれたのだ、と気づかされたのはしばらくたってから。
自社の若い社員に対しても「こだわりを持たずに何にでも興味を持て」という意味のことを言っていたことを思い出します。
その社長も数年前に亡くなりました。
時々その後の自分はどうだろう、と自戒の念を込めて振り返ります。
クライアントのためにと言いながら、実は押しつけがましい知識の押しつけをしてはいないか?
顧問先の本業については自分は素人なのだから、興味をもって接していきたいと思います。
それが、自分が世間で役に立つ一番良い方法なのかなと思います。
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